[千葉支部] トピック

2015年
05月12日
11:00

千葉支部・第23回「歩こう会」(松戸宿を歩く)=5月10日(日)=

 第23回「歩こう会」は松戸宿を歩いた。ここは江戸時代、水戸と江戸とを結ぶ「水戸道中」の重要な宿場町として、また江戸川に隣接しているので物流の中継拠点として繁栄したという。

 参加者は17名。10:00に戸定邸に向けてJR松戸駅を出発。常磐線に沿って15分程歩き、“戸定みその坂”を登ると戸定邸である。我々の「歩こう会」はひたすら歩くことに主眼を置いていて、ガイドをお願いすることはあまりなかったのだが、今回は3人の女性ボランティアガイドに案内いただくことにした。

 戸定邸は最後の将軍徳川慶喜の弟である水戸徳川家11代当主の徳川昭武が明治17年に建てた別荘で、国の重要文化財となっている。これまで2回程来たことがあるが、いずれも仕事で松戸に来たついでにふらりと寄ったもので、強い印象は残っていなかった。しかし今回はガイドの説明を聞きながらだったので興味深く見学することができた。3人のガイドはいずれもベテランで、豊富な知識と身振り手振りでユーモアたっぷりな説明に皆感心。

 戸定邸を出て、隣接する千葉大園芸学部のイギリス風景式庭園、フランス式庭園、イタリア式庭園を回る。手入れは夏休みなどを使って学生達が行うので普段はあまり手入れをしていないとのことで、雑草が生えていたり、枝が綺麗に選定されていなかったりしていて、ガイドの説明がなければ「荒れた庭園」という印象が残っただけだろう。

 戸定邸にいったん戻って庭園の東屋で弁当を広げた後、県の天然記念物に指定されている極相林の中の急階段を登って浅間神社へ。ここでは約半数が階段を上がるのをあきらめて入り口の鳥居の下で休憩。

 後半は江戸川の堤から坂川沿いにメガネ橋を見て松戸神社へ。そして千葉周作の居宅が参道横にあったと言われている宝光寺では馬医者であった周作の父浦山寿貞の墓を見学した。

 予定通り15:00に松戸駅に帰着し、反省会を駅前の居酒屋でじっくりと。身体を動かした後のビールの味は格別であった。二次会は蕎麦屋で呑み直し、電車、バスを乗り過ごすことなく21:30無事帰宅できた。

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