千葉支部「歩こう会」 =2月21日
千葉支部第22回「歩こう会」は佐倉七福神を巡った。天候晴れ、微風はあるが、まずはウォーキング日和である。参加者22名は京成佐倉駅を10時30分に出発した。
京成佐倉駅からJR佐倉駅に向かって急坂を登りきったところでぶつかる、左右に延びる道が丁度馬の背のようになっていて、その通り沿いが、昔からの佐倉の中心市街地である。七福神はこの通り沿いに点在しており、我々は上がった息を整えて、七福神巡りをスタートした。
寿老神を祀っている宗圓寺から順次嶺南寺(弁財天)、甚大寺(毘沙門天)、松林寺(毘沙門天)を回った後、佐倉藩最後の藩主・堀田正倫が明治に建てた旧堀田邸へ向かった。
旧大名家が建てた純和風建築は、ここ旧堀田邸を含めて全国で三例あるのみとのことである。屋敷を見学する前に、広い芝生の庭園で弁当を広げることにした。日差しが暖かく、足を思い切り伸ばすと気持ちが良い。集合写真を撮った後、ボランティアガイドの案内で大名家の生活ぶりを想像しながら屋敷を見学した。建具一つ一つにいたるまで贅を尽くした作りに感心したが、特に湯殿に湯船が置いてなく、湯につかる習慣がなかったとの説明には驚いた。
市街地から下ってきた同じ道を戻り、妙隆寺(大黒天)そして麻賀多神社(福禄寿、恵比寿)から武家屋敷の前を通って大聖院(大黒天、布袋尊)で七福神巡りは完結した。
この後、竹林の間を通る「ひよどり坂」の急坂を下って国立民族博物館で解散となり、七福神のご利益で、今年は七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かることを念願しつつ帰途についたのだった。
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