第15回「歩こう会」
10月14日 JR稲毛駅を10:30曇り空の中元気よく出発。最初は稲毛浅間神社に道中無事を願い参拝。七五三を祝う三代家族の記念撮影や、持つ手の千歳飴が目新しい。当神社は1187年富士山本宮浅間神社から勧請されたそうで、旧国道14号線の真上で、波が真下に有ったそうです。
次に、「千葉市いこいの家・いなげ」にもなっている愛新覚羅溥儀の弟・溥傑が過ごした木造平屋の母屋と離れと日本庭園の縮小版が純和風の風情を醸す。昭和12年の事だそうです。
大鳥居を抜け、白い洋館に入る。神谷バーでお馴染の神谷伝兵衛の別荘だったそうで、1918年の時期には珍しい鉄筋コンクリート建造物だそうです。館中は日本の木造建築の贅が随所に見られました。「デンキブラン」の販売店の情報入手。二つの館内には電化製品の存在が全く見られず時代を改めて感じた。
小雨が降る中、ここからは、造成地に作られた高層住宅、商業地、一般住宅を横目にひたすら海岸を目指し直線3.5キロの幅広い歩道を行く。鹿鳴館時代の建屋の外観と民間航空発祥記念碑に歩を止める程度の一直線の歩こう会。
遅い昼食後、「稲毛民間航空記念館」に入る。明治45年に奈良原三次氏が稲毛海岸を練習飛行場とし、民間機初飛行に成功した場所と記され、復元された「鳳号」が鎮座していた。出口では、紙ヒコーキが配られ、よく飛ぶ。これも折り紙の技術でしょうか。
いよいよ稲毛海岸だ。千葉市が作った初の海水浴場と人工海岸に触れる。近い沖では三角の白帆が微風にのろのろ走る。青々した松林は幕張メッセまで続く。堤防脇の歩道では、散歩する方、自転車をこぐ者や家族連れがのんびり行き交い、期待した潮風はないが、波が規則正しく砂を濡らす。
最後の館である「花の美術館」へ歩を運ぶと15000歩を記録。
各種の観葉植物や季節の花を各人自由に鑑賞。コスモスが見ごろであった。
14:30解散し、バスで出発点まで戻り有志が乾杯。
今回は、歴史を探る的な要因が多い行程でした。(中川記)
Web全体に公開